活 動

活 動

このプログラムは、保育園や幼稚園にいる体や心に障害のある子ども、その他の子どもたちのために、治療を伴うさまざまな教育を行う活動です。音楽、美術、言葉(英語、インドネシア語、ヘブライ語)、そして活発な運動が、子どもたちの集中力、創造力、想像力、行動、バランス力、そしてチャレンジ精神を育てます。定例の会には、子どもたちのトレーニングを支える補助役として、父親、母親、先生たちが参加します。
これまでの数年間、セリア・ダンケルマン(プログラムのリーダー)は、幼稚園の子どもたちと先生のために1カ月に1回、保育園児と障害のある子どもたち、ご両親のためにこのプログラムのクラスを開いてきました。このほか、いろいろな形の催しを1年を通して行っています。
今年、ご両親、先生方、そして地域の方々の要望によって、このプログラムは小学生にも広がりました。小学生は課外活動として参加を希望しましたが、まだそこまで手を伸ばすことはできていません。
2012年から2016年9月までに、2400人の先生、16000人の子どもたちがこのプログラムに参加しました。また、電子ピアノ1台、さまざまな楽器、書籍、芸術作品がプログラムに寄贈されました。

このプログラムは、さまざまな活動を通じて、若い人たちが自分の中に、自身を前進させ、グループとして活動する能力を養っていくことにチャレンジします。4年目に入ったこのプログラムは、宮城県をはじめ各県の16名程の高校生のために行われます。毎年、6月から翌年3月まで開かれています。毎月、3時間の活動を行い、その中では国際的な考え方やリーダーシップを身につけ、プレゼンテーション、ブレーンストーミングを行い、そして東京ヒルトンホテルで、スキル・トレーニングのインターンシップ(現場実習)を実施します。そこでは、他の人たちと触れ合う中で、自身が成長し、可能性が育っていることを理解するでしょう。
セリア・ダンケルマンを含め、宮城県亘理町役場の支援によって参加する高校の先生方、さらにこのプログラムの卒業生など多くのトレーナーがそろっています。その上、プログラムの内容に沿って、多くのベテランが招かれ、参加します。
昨年からは、外国旅行プログラムが加わりました。日本で学んだことに、外国での経験がプラスされるのです。最初の目的地はイスラエルでした。私たちは、今後、米国などいろいろな国を訪れたいと考えています。
2013年から2016までに、560人以上の中学・高校生、100人の先生方がこのプログラムに参加、東京ヒルトンホテルは、年に4日の東京でのインターンシップのために、宿泊、食事、そしてトレーニングを無料で提供してくれています。2015には、海外旅行に行く3年目の卒業生のために、100万円の私的補助金が寄贈されました。

このプログラムは、主として中年以上の人たち向けです。プログラムの内容には、絵を描くこと、裁縫、料理、音楽、手工芸、教養の学習、そして、外の世界に対して自らを閉ざしている人たちの心を開き、気持ちを高め、心の平安と自信を取り戻してもらうための、治療活動などが含まれています。これまでの5年間、セリア・ダンケルマンは、これらのワークショップを月に1回、いくつかの地域や災害地の仮設住宅などで行ってきました。今年は5カ所以上の災害公営住宅で行う予定です。
以上の活動に加えて、上記3つのプログラムのメンバーが参加する年間行事が計画されています。
2012~2016年に、プログラムの参加者は11000人以上、また、寄付は、さまざまな楽器や750人分の食料、さらに子どもたちのために毎年1500箱のクッキーにまで広がっています。

セリア・ダンケルマンは、その功労により、2013年イスラエル国から日本への親善大使に任命され、2014年には、宮城県亘理町の「第5次総合発展計画審議会」の委員に任命されました。